いずれもらえなくなる…
少子高齢化で多くの老人を背負わされている…
遅かれ早かれ制度は破たんする…
年金について、このような話を聞いたことがありませんか?
そして実際にそう思っていませんか?
これらはそもそも年金制度の基本的な仕組みが、しっかり伝えられていない証拠です。
ところで、話は変わり、今からさかのぼること16年前。
2004年、政治家などの年金保険料未納が発覚し、大きな問題となりました。
そのきっかけとなったのが、社会保険庁の年金CM起用された女優の江角マキコです。
国民年金保険料の未納者を厳しく問い詰めるCMで話題となりましたが、実際には江角自身も保険料を納めていなかったことが発覚。
なんともコントのような話ですが、この一連の報道を機に、年金保険料の未納問題は国民に注目されるところとなったのです。
そんな状況下、当時の小泉内閣の閣僚17人のうち、7人に未納・未加入の事実が判明。
その後の調査が進むにつれて、追及していた野党議員にも次々と未納期間のある者が発覚し、官房長官や第一野党であった民主党代表が辞任に追い込まれました。
これまたコントのような話ですが、年金への不信が高まりつつある中で、それをさらに加速してしまったことは否めないでしょう。
結果として国民年金保険料の納付率は若干改善したものの、依然として低水準であることは事実。
ですから、こう思いませんか?
保険料を納めない人があまりに多いと、お金が足りなくなって年金制度は危ないんじゃないかと…
実際に2018年度の免除や猶予を含めた実質的な納付率は40.7%にとどまっています…
なんだかヤバそうですね…
しかしながら、詳細な説明は省きますが、そのような心配は杞憂です。
保険料の未納が問題となっているのは、あくまで国民年金。
厚生年金に関しては、基本的に未納問題は発生しません。
ここまでの話、ご理解いただけました?
もしかして国民年金と厚生年金の違い、ご存知ないですか?
コメントを残す