平成15年12月、私は「ガン」と宣告されました。
その折、義父母が願掛けに訪れてくれたお寺があります。
ガン封じ寺として全国的に有名な愛知県蒲郡市の古刹、無量寺です。
その願いが、きっと通じたのでしょう。
ありがたいことに、私はがんを克服できました。
以降、お礼参りと再発予防を兼ねて、折を見ては同寺を参拝しています。
先日も妻と一緒に赴きました。
神様や仏様のご加護、みなさんは信じますか?
かくいう私も、以前はほとんど信じていませんでした。
ところが、ガンとの戦いを通して自ずと気づかされたのです。
人は見えない何かによって護られ、導かれていると。
そう考えてみると、過去を振り返って思い当たることがいくつもあります。
この世界で人間が見えているものは、ほんの一部。
例えば光を見ることはできますが、光であっても紫外線や赤外線は見えません。
人間が見えない偉大な力が存在していても、決して不思議ではないでしょう。
そして星の王子様も言っています。
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」と。
みなさんはどう思いますか?
さて、かの地に出向いていくのは、お礼参りの他にも目的があります。
ご存じの通り、岐阜といえば海なし県。
いや、岐阜は知名度が低いので、ご存じの通りは不要でしたね(笑)
今では流通環境がよくなりましたので、スーパーには新鮮な魚介類が並んでいます。
とはいえ、やはり現地には敵いません。
ということで、今回も美味しい海の幸をいただきました。
立ち寄ったのは形原漁港近くにある「松月」というお店。
何度も通っているお気に入りです。
私が注文したのは煮魚定食。
ワガというカサゴの一種でしたが、こういった地魚を味わえるのが現地の醍醐味。
しかも妻という運転手が控えていますから、もちろん昼からお酒です(笑)
かくして大いに満足した次第ですが、ふと思いました。
美味しい魚をいつでも食べられる。
たまにしか食べられないので、より一層美味しく味わえる。
いったいどちらが幸せなのでしょう?(笑)
コメントを残す