いかがでした?
人生100年時代が根拠のない憶測などではなく、十分な説得力があることをご理解いただけたはずです。
それでは、ここまでの話をまとめましょう。
前述の通り、2007年に日本で生まれた子どもの50%は107年以上生きることが予想されます。
そして今この記事を読んでいるアラフィフ未満の日本人は、100年以上生きる時代、すなわち人生100年時代を過ごすつもりでいたほうがいいでしょう。
この事実をどう受け止めますか?
「お金の問題もあるし、100歳までなんて生きたくない…」と思います?
「思っていたより20年も長く生きられるんだ!ラッキー!」と思います?
将来には不安しかない…




将来には希望しかない!




あなたはどちらでしょう?
日本では長寿化によるマイナスの側面が話題にされがちであり、この変化を恩恵ではなく、厄災とみなす論調が目立ちます。
確かに長寿化は社会に一大革命をもたらすと言っても過言ではありません。
ありとあらゆることが確実に影響を受けます。
20世紀に日本の社会と経済は大きな変貌を遂げましたが、長寿化は21世紀に同様の変化をもたらすでしょう。
この先、多大なる変化が日本人を待ち受けているのです。
そして最も大きく変わることが求められるのは、私たち個人に他なりません。
あなたが何歳であろうと今すぐ新たな一歩を踏み出し、長寿化への適応を始める必要があるのです。
ただし障害となるのは、多くのことが変わりつつあるというのに、過去のロールモデル(具体的な行動や考え方などの模範となる人物)がほとんど役に立たないこと。
あなたの親の世代に有効だったキャリアの道筋や人生の選択が、あなたにも有効だとはかぎらないのです。
というより最早通用しないと言っても過言ではありません。
あなたは親の世代とは異なる選択をすることになり、あなたの子どもたちもあなたの世代とは違う決断をするでしょう。
長寿化を厄災ではなく恩恵にするために、どのような人生を築くべきなのか?
人生100年時代の生存戦略を引き続き考察していきたいと考えています。
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