40歳の自分には関係のない話?

 

「2007年生まれの子の半数が107歳まで生きることはわかったけど、40歳の自分には関係のない話だなぁ」

もしかしたらあなたはそう思われたかもしれません。

 

実際に現時点の生命表でも、40歳男性の平均余命は41.77年ですから。

 

しかし、それでも私は確信しています。

「人生100年時代」が必ず到来すると。

 

それでは引き続き「LIFE SHIFT」を紐解いてみましょう。

なお前回で平均寿命と平均余命について補足しましたが、以降はみなさんが馴染みのある平均寿命という言葉を用いますのでご了承ください。

 

平均寿命の大幅な上昇は一つの理由では説明できず、短期的な変化の結果でもありません。

過去200年のほとんどの期間、平均寿命は右肩上がりで延びているのです。

 

1840年以降、データがある中で最も長寿の国の平均寿命は、1年に平均3カ月のペースで上昇してきました。

10年ごとに2~3年ずつ寿命が延びている計算になります。

 

次の図は近年の平均寿命の推移です。

 

 

ほぼ一直線に上昇しているこのペースが急にストップすると思いますか?

男性の平均寿命が81歳、女性の平均寿命が87歳というのはあくまで今の話であり、当分の間は右肩上がりが続くでしょう。

 

日本では2007年に生まれた子どもの50%が107歳まで生きると推計されますが、この数字はその後も伸び続けていきます。

2014年に生まれた子どもの場合ですと、その年齢は109歳。

 

100年前の人が100歳まで生きる可能性はごく僅かでしたが、今12歳の子どもが100歳まで生きる確率はかなり高いのです。

 

では、その中間の世代はどうなのでしょう?

つまりあなたはどうなのか?

 

端的に言えば、若い人ほど長く生きる可能性が高いでしょう。

10年ごとに平均2~3%のペースで平均寿命が上昇していることを踏まえると、次の通りになります。

 

 

どうやら現在40歳でも100歳を迎えそうですね。

 

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